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門司港レトロハイマートを評価する(続き1)
(続き)
■レトロの象徴として
しかし、どの建物にも似ていない、どこか気取っていて、 マッシブなレトロハイマートを初めて見た時に私の考えが変わった。 その時ははっきりとした言葉にならないものであったが、少しずつ形になっていき、 今では「門司港レトロ」という空間を象徴する建物として存在していると思えるようになった。 それは、「門司港レトロ・私見」でもニュアンスとして示した通り、 <レトロ>という言葉・記号の意味は決して古いものだけを指すのではなく、 「本物(=過去)」と「偽物(=現在)」の混在した非日常的な空間であるという認識から、 門司港駅は「過去」を示し、レトロハイマートは「現在」を示すものではないかということである (両方の建物が共に現役であるという点は好ましい状態であると思う)。
さらに言えば、斜陽の街である門司港において、あれだけ圧倒的な存在感をもつ建物はなく、 未来を非常に力強く感じられる存在であることに異論は無いと思う。
レトロハイマートを見上げる
(続く)

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